中島はリーグ戦5試合連続でスタメン出場。
森保ジャパンの3月シリーズに参加した中島翔哉は、4-5-1の左サイドハーフで先発出場している。
アル・ドゥハイルは代表ウィーク中に、アジアカップの得点王アルモエズ・アリが前線に復帰。万全のメンバーで元バルセロナ&スペイン代表のシャビ率いる首位チームをホームに迎えた。
中島は左サイドハーフながら中央、右へと自由にポジションを移してプレーし、前半だけで3本のミドルシュートを放つ。しかし2本はGKに、1本はポストに阻まれた。
1点をリードされたアル・ドゥハイルは、後半さらに前掛かりになり、アル・サッドは守備を固める。左右サイドから揺さぶりをかけ、中島は左サイドからアリとの連係で攻め上がるシーンを繰り返し創出してゴールに迫る。だがアリも久々の公式戦ということもあり、フィニッシュに精度を欠く。
72分、アジア杯優勝メンバーでもあるカタール代表のアリ・ハッサン・アフィフが投入され、左サイドがさらに前掛かりになった75分、両サイドに釣り出されてがら空きになった中央からトップのユセフ・エル・アラビにパスが渡り、昨シーズンリーグ得点王が強引に叩き込んで試合を振り出しに戻した。
試合中は主審の判定に一貫性がなく、ルイ・ファリアが苛立つシーンも見られたが、82分、再び左サイドから攻め上がったアフィフがペナルティエリア内で倒され、PKの判定に。ピッチ上は一時騒然とした雰囲気になったが、エキサイトした先制点のブーンジャーにイエローカードが提示され、主審がその場を収めた。
獲得したPKを、エル・アラビがきっちり決め、この日2ゴール目を決め、2-1と勝ち越しに成功する。
だが、ドラマは最後まで続いた。後半アディショナルタイム、アル・サッドが右サイドから仕掛けたクロスが、アリと90分に交代したモハメド・フセインの身体に当たり、そのままゴールに流れ込む。守備陣が茫然と立ち尽くすなか、この劇的なオウンゴールで試合はドローに終わる。
首位チームに迫るチャンスを自ら逃してしまったアル・ドゥハイル。思わずファリアも天を仰いだが、勝点1獲得で首位とは勝点3ポイント差。連覇を狙う同チームにとって悔しい敗北となった。
次は4月4日(現地時間)にアウェーのハリティヤト戦を控える。その5日後、9日にはアジア・チャンピオンズ・リーグのグループリーグで、塩谷司擁するアル・アインとホームで対戦する。
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